生活編

イライラ一発解決呼吸法
仕事が忙しくなるとちょっとしたことでイライラしてしまうことないですか?
そんな時、イライラの原因を周りの人や環境にあてつけるのは大人のやることではありません。
たとえケンカを売られようとも高ぶった感情を自分で抑えるテクニックがあると会社の仕事以外でもとても重宝します。

今日は、私も実践している
「たった3回呼吸をするだけで高ぶった感情を沈めるテクニック」
を紹介します。


★イメージして実践してください
あなたは汚いものが何にもない宇宙空間に浮いています。

目を閉じて背筋を伸ばし、へその下(丹田というツボ)に溜まるように鼻からゆ〜っくりキレイな空気を吸います。

このときキレイな空気が足先から手先まで体中に広がって蓄積した汚い感情を浄化しているようイメージします。
 (白いキレイな空気が黒い感情を中和するイメージで)

次いで、浄化した排泄物を細い息とともに口からゆ〜っくりと吐き出します。
 (灰色の排泄物が体の表面から宇宙空間へ発散するイメージで)

・・・ゆ〜っくりと3回くり返しましょう・・・
すると体にたまった汚い感情はどんどん浄化されて真っ白になってしまうことでしょう。

はい、あなたはもうイライラしていませんよね。

ゆっくりと静かに呼吸をするのがポイントですが最初の呼吸は感情が高ぶっていると5秒以上かけてできません。
それでも2回目は、10秒かけて吸って、10秒かけて吐きます。
3回目は15秒かけて吸って、15秒かけて吐きます。


イライラするかしないかは、上司や仕事内容が決めることではありません。
あなた自身が決められるしその通りに感じることができるんです。

あなたがイライラして誰かが喜ぶなら存分にイライラしてください(笑)

工場という環境の中で1人イライラすることはとても虚しいことです。
わかっていてもどうすることもできないと言う方は、上の方法で3回呼吸をしてみてください。

とっても穏やかでキレイな顔になることを保障します。


(補足)
大切なのは呼吸の仕方ではなく、気をコントロールするという考え方・オーラの感じ方です。
もっと詳しく知りたい方は魂と心と体のためのこの3冊のコーナーが参考になりますよ。


いち・にー・さん・しー
ちょっと変わった時間のお話です。

まず、最初に「頭の中で」1〜10まで数えてみてください。
それでは次に、「声に出して」1〜10まで数えてみてください。

はい、ありがとうございます。
1〜10まで数えるのにかかった時間はどちらが短かったですか?

「頭の中で」数えるときは、声に出す必要がないのにもかかわらず「いち・にー・さん・・・」と音に直して数えていることと思います。

無意識に時間をかけてやってしまう最も単純なこと「音で数を数える」について考えてみましょう。

日本人は
いち・に・さん・し・ご・ろく・しち・はち・きゅー・じゅう

アメリカ人(英語圏)は、
ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト・ナイン・テン

イタリア人(ラテン語圏)は
ウノ・ドゥエ・トレ・クワットロ・チンクエ・セイ・セッテ・オット・ノーヴェ・ディエチ

ラテン語圏は、ちょっと時間がかかりますね。

ニュースなどで「どこどこの国は計算能力のレベルが高い」という統計を発表したりします。
日本は結構高いレベルにいますよね。

数えるだけで時間がかかってしまうラテン語圏の人に比べて、日本人は時間的にアドバンテージがあるのです。
つまり、ラテン語圏の人が数えている間に、日本人はすでに計算を始めてしまうだけの時間があるからです。

52+38という問題があったら、あなたもまず音で
ごじゅうに・たす・さんじゅうはち・は
と読んでから計算をはじめることでしょう。

イタリアの人はというと、
チンクワンタドゥエ・ピゥ・トゥレンタオット・ウグアーレ」です。

日本人の計算能力の高さは、この音のアドバンテージがあるからではないでしょうか。

もしも、1・2・3・4・・・を「ウナチョー・ヘルペル・ポリンスクワ・トリデグショ・・・(笑)」と読む言葉があったら、足し算するのにさえ大変な時間がかかってしまいます。


しかし、ただ早く読んで早く計算することが良いことかと言うと、単純にそうとも言い切れません。

ウナチョー・ヘルペル・・の国の人々は、時間に追われるよりも、急がずに心に余裕を持って生きようという意思を込めて上の様な読み方を用いたのかもしれません。(しれませんって、私が作ったのですが)

よく言われるイメージ「日本人は勤勉だ。ラテン圏の人は急がない」も、言葉の長さが原因になっているのかもしれません。
目で見たものを頭に取り込むのに時間がかかってしまうので「急いでもしょうがない」という気持ちが出てくるのではないかと思います。

言葉の形を崩してまで無理やり略す日本は今時間を追及する雰囲気になっています。
工場でも、特残、労組、ベア、定昇、などの略語が使われています。
(それぞれ、特別残業、労働組合、ベースアップ、定期昇給の略です)

また、時間追求に疲れて癒しを求める風も吹いています。

心まで急がされるような「ムダ取り」はやりたくないと同時に、あなたにもやっては欲しくないと心から思います。

時間の何十倍も心が大事だからです。

実はこのサイトのタイトルも「幸せなムダ取り&時間作りノウハウ」にしようかとも考えています。


今回のコラムは、車の運転中に鳥の群れを見て、何羽いるのか早く数えたいと思っていて、書きました。
どんなに早く「いちにさんしー・・・」と音で数えても、目まぐるしくフォーメーションを変えながら連体飛行する鳥の群れを数えきるのには限界があることがすぐにわかりました。

よく考えてみれば、鳥を数える必要はないのですが・・・

毎朝見る風景なので今は
「音で数えない、目で数える」練習をしています。

鳥を数えるため・・というよりは文章を早く読むためです。

しかし、我流では行き詰ることは目に見えているので、先人の知恵を借りることにしましょう。

あなたもいままでの10倍速く本が読める
これこそ時間作りの教科書ですね。

エンジニアは家に帰っても技術書を読んだりしますが、それは単純に読むのが遅くて会社にいるうちに読めないからなんですよね。

ムダにうるさい 〜飛行機編

このうるささに意味はあるのか!?
というムダなお話です。

私は学生の頃、安アパートに住んでいたのですが、その立地がすばらしく!近くにある飛行場の滑走路の延長線上1km程のところにあったのです。

日中はほとんどアパートにはいなかったので迷惑はしなかったのですが、土曜日、日曜日に部屋にいると、もう飛行機の音でとんでもない状態になっていました。

飛行機の離着陸が多いときで、5分に1機くらいの割合で頭上を通過するのです。
飛行機が通過するときは、爆音が鳴り響き生活上の全ての音がかき消されました。
自分の声すら耳に届かないほどの爆音を想像してみてください。

こんな生活が半年も続くと、飛行機の音の違いを聞き分けることができるようになってしまうのがまた悲しいところです。
操縦の上手い下手もはっきりとわかるようになってしまいました。

上手い着陸は、機首を上げ、フラップを下ろし、エンジンを絞って、ある程度の角度で降下してくるのです。
これだと、アパートの上空かなり高い所を通過して降りてくるので、割と静かなのです。

一方下手な着陸は、角度をつけて降りるのが怖いためか、滑走路のはるか手前から十分に高度を落として、低空飛行のまま着陸しようとするのです。
これだと、アパートのすぐ上を、エンジンを回転させながら通過するので、もうこの世のものとは思えない爆音が鳴り響きます。

そのため、寒い冬の土日でも部屋にいられずに、外で過ごすという習慣がついてしまいました。

この頃の私は、ものごとの本質がわからずに「我慢しよう」と思っていたので、ずいぶんと行動が遅れてただただムダにうるさい状態を受け入れて生活していました。
結局、1年と少しで引っ越したわけですが。

今でもそのエリアに住み続けている人を思うと、複雑な気分になります。

彼らには
1)うるさい現実と、
2)騒音に対する慣れと、
3)引越ししない/できない言い訳、
があるのです。
この3つがそろっていると、もう動かないですね。
「うるさいという不都合」に自ら2重3重に鍵をかけて解決できなくしています。

慣れてしまうというのは本当に恐ろしいことです。

もっと恐ろしい計算をしてみます。
その飛行場では、1日平均60回の離着陸があります。
騒音継続時間は30秒程です。
すると、
1日に30分
1月に15時間
1年に180時間
人生50年のうち1年は騒音を聞いている計算になります。
そんな人生って・・・ちょっと嫌ですよね。

あなたもムダにうるさい同じような状況にはありませんか?

まずは、「できない言い訳」を言わないこと

次に、不都合を受け入れること

そして、不都合を解決することです。


簡単に言うなよ・・・と思われるかもしれません。
私が言うよりも、あなた自身で「もっと恐ろしい計算」をしてみてください。

我流卓球練習にみる心構えと言葉遣い

卓球ほど奥が深いスポーツがあるでしょうか。

今回は卓球の練習に関するコラムです。
仕事にも応用可能ですので、よく考えながら読んでいただければと思います。

中学、高校、大学などで卓球をやられていた方は、監督、コーチ、先輩などからいろいろ指導を受けていたと思います。

先人の指導の通りに練習して上達していくのを実感するのはとても楽しいものですが、陥りやすい二つのの罠があります。
欠点補充のスタイルと、思考の欠落です。

指導者のほとんどは、悪いところを指摘して正していくというアドバイスのスタイルをとります。
ドライブを打つときの姿勢などを細かくチェックしてくれるのは良いのですが、指導を受けた人はその後しばらくは正しい姿勢で打つことが目的になってしまいます。
もちろん時間もあり上達途上の学生選手にはこのような指導スタイルがよいとされているのでしょうが、社会人選手は同じスタイルで練習していては脳がないと考えます。

練習には次の3つ目的があります。
1.基礎を固める練習
2.点を取る練習
3.試合に勝つ練習
です。

これから行う練習の目的がどれなのかを決めないで練習しても練習時間対効果の効率は非常に低くなってしまいます。

1の基礎練習に重点を置いて練習していると試合で点を取った時に、
「決まった」「ミスってくれた」と考えてしまいます。

2の点を取る練習に重点を置いて練習していると試合で点を取った時に、
「決めた」「ミスを誘った」と考えられるようになります。

私の周りにも基礎練習に重点を置いていざ試合で勝てないという人がいます。
基礎練習が大事だといっても、点を取る練習や試合に勝つ練習をしないで試合で勝てるわけがありません。
卓球の上達は全て自己責任です。
基礎練習をやらずに点を取る練習をしてもいいのです。
そして卓球の面白さは基礎技術より点を取る技術、点を取る技術より試合に勝つ技術を習得することにあります。

基礎練習ばかり行っている人はそこから点を取って試合で勝つまでのはっきりした道筋を見ながら行わなくてはなりません。
あなたにはきちんと見えていますか?
私には正直基礎練習から試合で勝つまでの直結した道筋は見えません。


時間のない社会人にオススメの練習スタイルは試合で勝つところから逆算して練習することです。
試合で勝つためには試合の組み立てをこのように行おう、点を取るためにはこう攻撃しようと考えるのです。
すると自然に点に結びつかないような打ち方はしなくなりますし、試合で勝つことに結びつかない練習はしなくなります。
そして試合で勝つためには基礎練習が必要だと身を持って感じてから基礎練習を行うことが一番効果があります。

サッカーの中継でもゴールから程遠いところで、絶妙なパスを出したり、フェイントで相手を交わしたりする選手がいますが、試合で勝つ、点を取るという目的から逆算していないなぁと感じます。
もちろんプロの選手は魅せるという目的もあるわけですが。


ビジネスの面でも同じようなことが言えます。
会社を大きくする目的がある経営陣はその目的から逆算して必要なことをやりますが、目的のない従業員は経営者並みの思考ができません。
経営者と従業員では「儲け」に対しても言い方が違っています。
経営者が「儲けた」と言っているときに従業員は「儲かった」と言っています。

野球のイチローがポテンヒットを打った時、万人がラッキーなヒットと言ってもイチローはそこに打ったんだと言います。


あなたはこれから、点が取れた、試合に勝てた、儲かった、ヒットが打てた、と言い続けますか?
それよりは、点を取った、試合に勝った、儲けた、ヒットを打った、と言い続けたいですよね。

このサイトの目的はムダと取って時間を作ることです。

ですからここで学ぶあなたも「ムダが取れた、時間が空いた」ではなく、「ムダを取った、時間を作った」と言うようになってもらえればと思います。


勉強は目的か手段か

今回は、「目的と手段」についてお話します。

これは時間を作るうえで、最も重要な考え方になるので、しっかり身につけてください。

★勉強をしない理由は何か?
ここまでこのムダ取りノウハウを読んでいただいているあなたは、かなりの向上心の持ち主で日頃から多くの勉強もしていることと想像します。

しかしあなたの周りにはほとんど勉強をしないという人も大勢いることでしょう。
私の周りにも大勢いるのでよくわかります。

なぜ、彼らは勉強しないのでしょうか?
ちょっと真剣に考えてみましょう・・・

・学生時代が終わったから勉強しない
・勉強しても給料は変わらないから勉強しない
・勉強は嫌いだから勉強しない
・どうせ頭が悪いから勉強しない
・みんな勉強してないから勉強しない

・・・ちょっと書いてて疲れてきました
しかし、書いていて面白いことを発見しました。

「勉強をしない」ことにちゃんとした理由があるんですよね。
本人がそういう理由をもっているのだったら、私も「そうですね」としか言えません。

「勉強」は「手段」です。

手段と言うからには目的があるはずです。
例を挙げると

 目的:外国人と話がしたい
 手段:英語を勉強する

 目的:ロボットを作りたい
 手段:電気や機械を勉強する

 目的:金持ちになりたい
 手段:ビジネスやお金の勉強をする

といった具合です。

目的と手段は必ずセットなので、目的がないと

 目的:なし
 手段:なにもしない

ということが正々堂々と胸を張って大声で言えます(笑)

あなたは勉強しない人に向かって
「目的はどうでもいい、勉強しろ!」
とは言えないでしょう

このことがわかっているかどうかはさて置き、日本中の母親父親は自分の子供に同じことを言っていたりしますね。
そのため「手段」であるはずの勉強が「目的」にすりかわってしまいます。
「将来は電気の勉強がしたい!」
「私は、会計の勉強がしたい!」
って言う台詞を良く聞いたりしませんか?

あなたの会社には大人しかいませんから、目的がないから何もしないという人はそれでよいのです。

私の経験から少し目的と手段についてお話させてください。

私の学んだ工学部では、多くの電気系の授業がありました。
電子回路、電磁波工学、化学、半導体工学、光学、量子力学、、、、
これらはお分かりの通り「手段」です。

ここで学ぶ学生の目的に沿わなければ必要ありません。

しかし、目的のない学生は、将来必要になるかもと考えて一生懸命勉強します。
そして卒業するときに、この手段を活かせる会社はどこがあるかと探すのです。

このように就職先を探す学生に目的は必要ありません。
会社に入っても、高等な手段はそれほど使わないのが実際のところです。

この状態は次の通りです
手段:電気系の一通りの勉強をする (学生は手段とも思ってない)
目的:なし


その一方で、たとえ一時のプロジェクトでも「目的」を持つとすばらしい効果があります。
目的を達成するにはどうすればいいかと考えるので目的達成に必要な「手段」がはっきり見えてくるのです。

目的もなく、電気回路の勉強をするのと、目的達成の手段として電気回路の勉強をするのとでは、理解度から実践力まで何から何までレベルが違ってしまいます。

またせっかく立てた目的でも「人の目的」と「あなた自身の目的」では、これまた理解度と実践力に大きな差ができてしまいますし、目的達成に向けてのモチベーションに大きな差が生じてしまいます。
もちろんあなた自身の目的を立てることが最善です。


★目的を一つ立てた場合の効果(私が実証済み)
私が、学生の頃に立てたある目的と手段を書いてみます。

目的:光通信機を作る
手段:
 電磁波、光、電気、回路設計、マイコン、通信の勉強をする
 マイコン、回路素子(トランジスタ、オペアンプ等)の使い方を学ぶ
 プログラミング、半田付け、加工、組み立てを行う  ・・・などなど

手段がいっぱいありますね(笑)

目的もなく、これだけのことができるでしょうか? 絶対にできません。

逆に言えば、
目的がひとつあればこれだけのことができるのです! しかも苦もなく!
実際に私は苦労もなく(むしろ楽しくて楽しくて仕方なく!)上の手段を身に付けました。
しかも1年かからずに。

本を読みながら「へぇ〜なるほど〜!」って何百回言ったかわかりません。
回路が動くたびに、喜びで何百回ガッツポーズしたかわかりません。

学校の成績は悪かったですが、主席で卒業された同期の10倍の実践力が身に付きました。

目的を設定することはすばらしいことだと実感しました。


そして、今の状態は次の通りです。
目的:【ココでは秘密です】
手段:投資、ビジネス、会計、法律、社会、人間、心、豊かさ、幸せ、社会貢献について深く学ぶ&実践する。

これだけの勉強が苦もなく、むしろ楽しみながら続けられるのも、目的がたった一つあるからです。


★目的設定に際して
目的は、高望みしすぎるくらい高い所にあるほうがよいです。
なぜなら、それだけ多くの手段を身に付けることができるからです。

目的を設定するときに同時に手段のことを考えてはいけません。
そうやって妥協された目的では長続きしないし、過程を楽しめません。

目的はあなただけでなく多くの人が喜ぶことであるほうがよいです。
なぜなら、多くの人に応援してもらいながら、目的に向かって進めるからです。


こんなにすばらしい効果のある「目的」
どんどん使わない手はありませんよ!


そして、会社にいながら時間を作るのはあくまで「手段」です。
時間を作って何をしますか? 何をしたいですか?
目的もなく、ムダ取り&時間作りの活動は長続きしません。

Webページやメルマガのムダ取り&時間作りノウハウが、あなたの目的達成のための手助けになればこんなに幸せなことはありません。



行動対リターン比率にみる社会構造 ISOを例に

一番時間と手間がかかって面倒でお金にならない仕事は・・・

経営者と従業員の絶望的な差についてのお話です。
みなさんの工場ではISO9001を取得しているでしょうか?
ISOを例にとって工場の現場からの実情をお話して行きましょう。

後輩「この作業はここは面倒だから省略してしまおう」
先輩「だめだ。ISOで決まっている」
後輩「ISOは書き換えればいいじゃないですか」
先輩「マニュアル何十ページも誰が書き換えたがるんだよ(ちょっと大げさ)」

こんな会話はISOの趣旨から外れた議論ですが、現場ではよく聞くことができる会話です。
現場の人間が「現場だけ」を見た場合、ISO9001ほど邪魔なものはありません。
作業を改善しようにも、面倒な手続きがいるのです。
現場では面倒だなと思いつつ、ISOの効力を知らないまま作業が行われていることも少なくありません。

規模の大きい工場になるとISOの管理だけを行う従業員も必要になります。
膨大な数に及ぶISO文書の管理や品質方針の管理を専門に行っています。
ISO管理者はISOの効力を知っていて、ISO監査をクリアし、維持していくために全力を注いでいます。
私の工場のISO担当者は技術屋上がりの方達で組織されているのですが、必要なこととはいえかなり苦労しているようです。
しかし彼らもISOが及ぼす効力のリターンを特別に受け取ってはいません。

最後に登場するのは社長を始めとする経営陣・取締役会です。
経営陣はISOの効力をもちろん知っています。
自分の会社の信用・評価・価値が上がることが一番の効力です。
だから一言「ISO9001を取得しろ」と言って実務の全てを従業員に任せます。

★行動対リターン比率が全てを分ける
ISOに関わる行動対リターン比率はそれぞれの立場で絶望的に違います。

「社長はずるい」なんてムダな話はしませんよ。
社長、ISO管理者、現場の作業員、誰が頭が良いという話ではありません。

お金の知識と技術の知識
資本主義社会においては、
必ずお金の知識を持った人が技術の知識を持った人をコントロールします。
技術屋がお金屋をコントロールすることは100%ありえません。

そしてお金の知識を持たない人は「お金は汚いものだ」という信仰から、ますますコントロールされる立場の深みへはまっていってしまいます。

あなたは今、一番時間と手間がかかって面倒でお金にならない仕事をやらされていながらなお、お金は汚い、お金の勉強なんかしない、という状態にはいませんか?

不条理な社会構造は考えないというのも有効な手ですが、一たび考えてみると、従業員という立場は単純に効率が悪いのです。

そんな中で、会社の仕事をもっとするために仕事の効率を上げようとしているのであれば、ここまで読んでいただいたのを機会に今の立場について考えてみてもよいのではないでしょうか。


スーパーマリオ最速クリア動画に見るムダ意識

世界的に有名なゲームだから皆さん知っていますよね。
ファミコン世代の私も熱中するほどにスーパーマリオをプレーしました。

インターネット上には様々なゲームやりこみ動画がアップされていて、
その中でもスーパーマリオ最速クリアプレーはとてもホットなジャンルです。

全クリアの世界記録は5分11秒です。(2005年2月現在)
世界記録のクリア動画(.wmv)

5分11秒をたたき出すためには当然まじめにプレーしていてはいけません。
1−2の裏ルートの土管でで4−1にワープします。
4−2でも裏ルートの蔦を上って8−1にワープします。
このルートを使うことは基本中の基本なのですが、最速を追求するためには徹底的なムダ取りテクニックを駆使することになります。
最速クリアのために何がムダなのか

★スーパーマリオ最速クリアのために知っておくべき基本的な4つのムダ

1.キノコを取っている時間がムダ
キノコがにょきにょき出てくる頃には画面を進めていないといけません。
もちろんのこと小さいマリオのまま最後までプレーすることになります。

2.振り向いている時間がムダ
十字キーの左はジャンプ距離の調整、ワープのための左移動にのみ使用します。
それ以外はBダッシュのBボタンと右を押しっぱなしです。
1−2のワープゾーンに落ちる場面でも、右へのBダッシュから減速してぎりぎり落ちるというタイミングで先に左を押します。

3.ゴールの旗につかまって降りてくる時間がムダ
ゴールの旗の高い位置に飛びつくと高得点なのですが、のろのろ降りてくる時間がムダです。
旗の一番低い位置に飛びつくのが鉄則です。

4.ゴールした時の花火を見ている時間がムダ
ゴールした時の残りタイムの下1桁が1,3,6秒だと、その数字の数だけ花火があがります。
一見華やかですが、花火の余韻に浸っている時間はムダです。
1,3,6で飛びついてしまいそうな時は、1秒遅らせてでも花火を見るムダを省きたいものです。
5分11秒の動画ではゴールタイムを調整して下一桁を2秒に合わせるテクニックを使っています。

ちなみにスーパーマリオは地上を走っていてもジャンプしていても十字キーの右を押している限り右方向へのスピードは一定です。

あなたもスーパーマリオ最速クリアの世界記録にチャレンジしてみてはいかがですか?
・・・ゲームなんてやってる時間がムダですか???(笑)

PSPやNintendoDSが発売され、再びゲーム業界が賑わいを見せるかもしれません。
今後の動向が気になったので楽天仕事市場で「ゲームプログラマ」で検索したところ求人企業の数とても多いのに驚きました。
再び本格的なゲームブームの波が到来することになりそうですよ。

求人の推移動向で未来を見るために 楽天仕事市場は強力なツールです。


一生懸命は負担になる

工場で働く時の気の持ち方の話です。

力を入れて○○をするという時に、いろいろな言葉を使うことになりますよね。

がんばって○○する
一生懸命○○する
真剣に○○する

どの言葉を使ってもいいわけではありません。

「がんばる」は体や心に力を入れることになるため、疲労や負担を伴います。
行動は同じでも言葉に出して「がんばる」と言うだけで、負担は体に現れたものになってしまうことでしょう。

「一生懸命」はどうでしょうか
一生懸命の語源は鎌倉幕府の将軍と御家人のご恩と奉公の関係から来ています。
将軍は御家人に土地と恩情を与える。その代わり御家人は命がけで鎌倉を守る。
その語源は「一所懸命」です。
一生懸命と言う言葉は書いて字のごとく命を懸けることになり、心理的な緊張を表します。
不安と恐怖から来るもので、心にも体にも悪影響を及ぼします。
 (マスターの教え 飛鳥新社 より→詳細な説明はコチラ

「真剣に」は心とエネルギーを集中して目標へ向ける行為であり、精神的負担もなくとても建設的です。
真剣にものごとに取り組むと体も心も全く疲れることはありません。


★使い方をちょっと考えてみましょう。

がんばって仕事をしたり、一生懸命仕事をしている人はご苦労様です。
仕事の後にはあなたの体と心は疲労していますから、十分な休息を与えてください。

真剣に仕事をしている人は、とても充実して楽しい時間だったはずです。
仕事が終わっても心は仕事のわくわく感でいっぱいかもしれませんね。


がんばって、または一生懸命恋人と付き合っている人はご苦労様です。
付き合うことが心理的負担になっている状態です。
お互いのために良く話し合ってより良い関係を築き上げてもらいたいものです。

真剣に恋人と付き合っている人は、とても幸せな二人の時間を過ごしているはずです。
これからも幸せな関係でいてください。

今までは「一生懸命」はちょっとカッコいいイメージがあったかもしれません。
実際に今でも
「一生懸命勉強する」
「何事にも一生懸命取り組む」
と言った言葉を普通に使う人が大勢います。
本当に命を懸けてまで勉強しますか?
それに見合ったリターンが得られますか?
何事にも一生懸命では苦痛以外の何物でもありません。

また、女の人で
「一生懸命な男の人の姿が好き」とか言う人もいますね。
自分の恋人に一生懸命を求めて、相手が言葉通りに受け取ると心理的負担になってしまいます。

私もここまで書いていて、今後「一生懸命」やるべきところはなるべく減らして「真剣」に取り組んで行こうと思います。
このWebページも読んでくれる人のメリットになるように、真剣に取り組んでいきます
真剣にやっている証拠に、ムダ取りノウハウを公開していくことは苦痛でもなんでもなく、とても充実しています。

あなたが普段「がんばって」いることや「一生懸命」やっていることがあったら、
まずは言葉を「真剣に」に置き換えられないか考えてみてください。

置き換えられない場合は、十分な体と心のリフレッシュをしっかりとってあげてください。

そして、ムダにがんばらないためにも、ムダ取りはとても重要な技術です。


回転数 工場の最悪のパターンは1日4回転

世の中ではとにかく回転数が高いほうが良しとされていますね。

工場でも回転数って重要なファクターです。
大型の処理装置なんかは、1日1回転とか2回転とかです。
ココで言う回転とはくるくる回ることじゃなくて、何回処理できるかを言います。

この回転数の二乗に比例して作業者の心理的負担は増大していきます。
1日1回転なら、品物のセットと片付けも1回ですが、
1日4回転では、4回くり返すことになります。

手作業の組み立ては回転数で言うと何百回転もしますが、心理的負担は低いものになります。
あくまでも人間が主体で動いているからです。

しかし、装置に合わせて人間が動く必要があると心理的に負担になります。
まず1日1回転なら考える必要のなかった心理が生じてくるからです。

・装置がトラぶって3回転しか回らなかったらどうしようという危惧

・はやく入れ替えないと休憩時間に休めないという不安感

・計画で4回転となっていたら、残業しても計画通りにやらなければという脅迫感

・自分の研究や勉強の途中に何度も装置に呼び出される喧騒感

・これの繰り返しで人生を無駄にしていくという悲壮感

私も1日1回転の装置や1日4回転の装置を相手にがんばってきたので、この辺の心理がよくわかります。
周りの作業者を見ていても、1日1回転の装置を運転していると割と穏やかですが、1日4回転の装置を運転していると心理的にギスギスしているのが表情にも現れています。

1日10回転できる装置なら、逆にこういった不安は若干和らぐのではないかと思います。
1回転が2時間で1日4回転の作業が最も心理的負担になります。

でも装置の設計者は作業者の心理まで考えようとしません。
使っていてストレスの溜まる設計は、設計者としては最低のレベルになります。

1バッチ20コの処理で1日3回転を要求するより、
1バッチ30コの処理で1日2回転させることを考えないといけません。

1日2回転では、午前、午後と余裕を持って出来ますが、
1日3回転では、
お昼休みにぶつかってしまう・・・
3回転目が遅れてしまう・・・
他にやることあるのに、装置の入れ替えしないと・・・
という不安が付き纏って、体にも心にもよくありません。

工場の血液は人間です。
工場とそこから生まれる製品を良くするためには、
作業者に少しでも気持ちよく働いてもらえるようにすることが必要不可欠です。

資本主義でやっていく自信がないのなら工場へ
世の中は厳しいところです。
みんながみんなあなたの周りの友人のような人ばかりではありません。

特に資本主義社会の中では、お金に関する知識のない人はあっというまに身包みはがされてしまうのがおちです。

と、厳しいことを言いたいところですが、現実はさらに恐ろしいのです。

身包みはがされてポイ!
ならば、またそこからスタートできますよね。

資本主義社会の中で生きる人々は、お金の素人に対してそんな生やさしいことは決してしません。
身包みはがして捨てるわけでもなく、見逃すわけでもなく、お金の素人のあなたが生きている限り、生かさず殺さずにお金を奪いつづけるのです。


多くお金の素人は、一生にわたって家賃や家のローンや生命保険料を払い続けています。

一方でお金のプロは、一生にわたってあなたが払う家賃や家のローンや生命保険料をもらい続けているのです。


払ったりもらったりするのはお金だけではありません。
あなたの大いなる資産である「時間」もやり取りされているのです。

多くのお金の素人は、一生にわたって時間(と体力)をお金に換えています。

そしてそのお金をお金のプロに渡しています。

そしてお金のプロはそのお金で時間を買っているのです。


こんな世界にいたら身が持たない・・・と多くの人が考えます。

しかし社会はきちんとした逃げ口を作っていました。
私の知っている逃げ口は2つあります。

教師になることと、工場で働くことです。


100年前の医者を現代に連れてきたら何もできない。
100年前の教師を現代に連れてきても授業はできる。

と言われるほど教育の世界は変わりません。
産業化時代から情報化時代へと加速的に変化する世の中についていけなくなったら、またお金のはびこる世界についていけなくなったら、100年以上も変わらない牧歌的な教育の世界に逃げ込むのも選択のひとつです。
 「金持ち父さん、貧乏父さん」 の貧乏父さんの選択でもあります。

そしてもうひとつの選択肢は工場で働くことです。
あなたの会社があなたをできるだけお金の世界から守ってくれます。
あなたは、資本主義社会から隔離されて、仕事仲間とみんなで仲良く協力してがんばろうという心地よい共産主義の雰囲気を味わうことができます。

事実、工場にいて私のまわりで一生懸命働いている人はみんなお金の素人です。
家計簿をつけていなかったり、税金をいくら払っているかもわかっていません。
もらう、貯める、使う、しか考えず、増やすことは悪いことだ、金持ちは悪い奴だという共通の意識を持っています。

会社の規則を厳守して会社の外で社会貢献となる事業はやろうとしません。

いずれにせよ、
お金の世界に居たくない人は自分で逃げ場を探さなくてはいけません。
なぜなら日本は資本主義経済で動いているからです。
儲けたい人はいくらでも儲けていいよという法律があるのです(!)


お金の話になってしまいましたが、「お金」と「時間」は等価値です。
「時は金なり」は下流や中流層はあまり実感できない言葉ですが、資本主義を意識するようになってはじめて理解が深まります。

お金の世界から逃げるということは、時間の世界からも逃げるということです。


告白します
「会社にいながら時間を作る」は、作り出せる時間に限界があります。
(それでも、ムダ取りで年間、数百時間は出来ると思いますが)

「会社に行かなくてもよい程にお金と時間がある」状態が理想ですね。
でもそういう状態になるための方法は学校では教えてはくれませんでした。

そういう状態にいる人しかしらないお金のルールがあるのです。


もし、あなたが「会社に」なんて限定をつけずに時間を無限に作りたいのでしたら「お金のルール」を学んでみてはいかがでしょうか?

人生においてはお金よりも時間の方が大切です。
ですが、マーケティングの理屈で「時間」というより「お金」と言うほうが一般受けが良いためか、お金関係の書籍や通信コースが目立ちます。
しかし、お金は後から時間に換えることができるので、お金のルールを学ぶのも悪くはない選択だと思います。
あなたは工場であなたの大切な時間をお金に換え続けますか?

それともお金を自由な時間に換える生活をしてみませんか?

3交代制
半導体や自動車の生産ラインなどでは3交代制の勤務体系になっているところが結構あります。

需要が生じた時に、現状の装置で交代制勤務を組むか、新規装置を導入するかは、判断が難しいところです。

しかし、新規装置を導入すると、その需要が終わった時に、今度は装置の稼働率を上げるにはどうすれば良いかを考なくてはいけません。
営業活動も「装置を動かすには」を考えてしまいます。

こうして、経営と現場の目的の一貫性が低下してしまいます。


大型受注が見込まれる時、現場ではまず生産能力を見積もります。
通常勤務で間に合わなければ、新規装置を導入した場合、交代制勤務を組んだ場合などをシミュレートしてみます。

私は「新規装置で間に合う、○年で元が取れる」という、脚色付きの見積もりを上司に報告しますが、結局交代制勤務になることが多いです。

会社としても融通の利く人間を上手く動かすほうが効率が良いのです。

さて、3交代制とはどういう勤務体系でしょうか?
1勤: 9時−17時
2勤:17時−翌1時
3勤:翌1時−翌9時
という風に勤務時間がわかれます。
3勤の時は夜中の4時にお昼(?)ご飯休憩になります。
一人の人がずっと3勤ということはなくて、1週間交代で1勤→2勤→3勤と動いていくのです。

3勤→1勤の時は過酷です!
土曜日の朝まで働いて、帰って寝ます。起きるのは土曜の夕方です。
そこから体内時計を無理やり合わせて、月曜日は朝から働くのです。

どういう人が3交代の要員になっているのでしょうか?
大きい工場では始めから寮を用意して3交代要員で期間社員の募集を行います。

★3交代制勤務の実際(後輩の場合)
うちの工場では派遣社員と高卒の若手社員が多くを占めます。
今年の4月にうちの会社に入社した高卒の後輩は、すでに3交代勤務のサイクルで働いています(!) まだ5月なのに・・・
交代勤務でも雑用などで残業をする必要が生じるのですが、規則上残業を一定時間しか申告できないと、彼はぼやいています。

しかし、彼は普通の勤務では考えられないような高い給料を手にします。
夜間の勤務は給料が高いのです。
おそらく、同期入社の同い年の中では収入がNo1になるでしょう。
 (それだけ忙しい部署に配属されたのです)
辛い勤務を強いられて受け取るのは、給料ならぬ慰謝料と思っているかもしれません。
がんばった自分へのご褒美も自然と大きくなっていってしまいます。

彼が交代制勤務から抜けるのは5年後でしょうか、10年後でしょうか、、、
交代制勤務の給料を前提に生活設計をしてしまうと、通常勤務に戻りたくないと考えるかもしれません。

いずれにしても、彼は社会に飛び込んで1ヶ月で「しかたない」という感覚を植えつけられてしまいました。

しかしまだ18歳です。
社会の成り立ちに気づいて、自分の現状を見つめて、解決する気があるならその努力をするには十分すぎる時間があります。

彼が一作業員としてしか社会に貢献できないことは日本にとって損です。

今後の彼の「気づき」と「行動」に注目です。


さてさて、そんな3交代ですが家族持ちのお父さんでもがんばります。
そうなると、ひとりだけ家族とは違うリズムで生活しなければなりません。

収入が増えるから、しかたないから、と家族を説得するわけです。
家族の方も「しかたない」って思ってしまう家庭が多いのも事実です。

しかたない、しかたない・・・・

従業員に「しかたない」と思わせることは、経営手法の基本なのです。

他人が自分を操作しようとした時に、付き合ってやるか、付き合ってやらないかは、あなた次第ということは言うまでもありません。
しかし、経営者は自分より偉いと思っていると、いの一番に「しかたない」と思ってしまいます。

この3交代制というシステム
あなたは、働いてみたいですか?
それとも今働いていますか?
それとも、働かせていますか?

私は、働きたくありません。


給料の使い道(1)

あなたは給料を何に使っていますか?

給料の前にボーナスの話をします。
なんでボーナスは夏と冬に出るか知っていますか?

知らないあなたは、見事にコントロールされていますよ。

従業員を辞めさせないために、夏(7月)と冬(12月)に出しているのです。

 4月:もうすぐゴールデンウィークだ
 5月:連休は休めるぞ
 6月:雨も降って、じめじめだ・・・ボーナスまでがんばれ
 7月:暑い・・・
 8月:やっと夏休み
 9月:夏も終わったねぇ
10月:涼しくなったねぇ・・秋は休みがないぞ・・苦しい・・
11月:もう、だめか・・・でももうすぐボーナスだ
12月:もう一分張りでクリスマス・年末休みだ
 1月:正月はのんびりすごそう
 2月:寒いし家にいてもしょうがないから働くか
 3月:春は気持ちいいねぇ
 
若干むりやりなところもあるけれど、良いタイミングで支給されているのです。

ボーナスとは別に、普段の給料の使い道も周りの人を見ているととても面白いことがわかります。

35年ローン中のお金の使い道はわからないので、27歳独身の私と同世代の人をモデルにしてみました。

★タバコに使う人がやたらと多い
そうです、禁煙ブームもなんのその。工場の男衆はとにかくタバコを吸います。
タバコをやめるきっかけは、結婚・出産などがあります。

主婦・子供を養っていると、家計不安からやめようとも思いますが、夫婦共働きだとまるで余裕という錯覚が生じる・・・そんなタバコです。

★パチンコ・パチスロ・競馬・・・
パチンコにつぎ込む人も多いです。私の周りにもたくさんいます。
負けて負けて止められなくなって、1日で10万円損して車で泣いたという派遣社員の人がいました。身銭をかけて勝負するとそれはすごいスリルと快感が味わえるんだそうです。

これからギャンブルを始める方は、胴元の取り分からどのギャンブルが一番勝ちやすいかを知っていないといけません。

まずは宝くじですが、これは売上金の半分を胴元が徴収し、残りの半分を当選金として還元しています。
300円投資して1等は1億円かもしれませんが、期待値は150円です。

次に競馬です。
これは胴元が25%を徴収して残りの75%を還元しています。
300円投資して戻ってくる金額の期待値は225円です。

そして、パチンコ・パチスロはどうでしょうか。
これは胴元がとっても良心的で、3%〜5%(あくどい所でもせいぜい10%)しか徴収しません。
だから300円投資して、270円は戻ってくる計算です。

これでわかったと思いますが、 パチンコ・パチスロは、結果をプラスにしやすいのです。
(30円分がんばればとんとんになります)
だから、パチプロという職業は成り立つのに、競馬プロとか、宝くじプロはいないのです。


工場の労働者はどういうわけかパチンコが好きな人が多いです。
そうか、パチンコが好きだから労働者をやっているのかもしれません。

パチンコ屋は、日頃ストレスのたまっている労働者に、スリルと感動と喜びと悲しみを売っているんです。
人は理性ではお金を出さないけれど、感情でお金を出すよい見本です。

★飲み代・交際費
これも、若い人は機会が多くあるでしょう。
それでも月に1万円も使ったらそれは手痛い出費です。

それでも、いいんです。
仲間や恋人と楽しい時間が過ごせれば!

時には貯金をくずしてプレゼントを買ったり、
それでも、いいんです。
彼女の喜んでくれる顔が見られれば!

★使わない・貯金
お金に対する価値観はひとそれぞれ。
残業代をたっぷりもらっているのに、お金を使わない人がいます。

給料以外のお金の流れを嫌悪して、貸し借りは絶対しません。
(でも、銀行にはありえない利息で貸していますよ)
特にお金が不足しているとの不満もないようですが、たまには豪華なご飯でも食べに行こうとさそっても、乗ってきません。

お金の価値観は両親から受け継いだものがいつまでも残りますから、超低金利時代の今でも銀行預金絶対主義がまかり通ります。

使わない彼が破産する時は、日本が破産する時です。


それでなんですが、、、、
私のメインの給料の使い道は、じつは上のどれでもないんですよ。

女性に貢いで・・・・いるわけじゃありませんからね(汗)

上の4つは、労働者を労働者たらしめている典型的なお金の使い方なんです。

周りの人を見ても、当然のように上の使い方をする人で溢れかえっています。

そして、自分もいつの間にか彼らの色に染まってしまい・・・

あぁっ!! 想像しただけで、恐ろしいですね!!


そうならないために、私は様々なものに投資しています。

(おまたせしました。続きの更新です)

私はいつまでも労働者を続けることは嫌です。
かといって、ムダに忙しい管理職になるのも嫌です。

そうならないために、私は様々なものに投資しています。

■私の給料の投資先
★本
本からはいろいろな知識を得ることができます。
私は人との出会いと同じように本との出会いを大切にしています。
だから、毎日働いてばかりで新しい人との出会いがないという人こそ(本当は言い訳なんですけど)本を読むべきです。

ビジネス本でも、ノウハウ本でも、ノンフィクションでも、読んで自分が新しい知識を得たり、成長したりできる本にとにかく投資しています。
最近の自分への教育費はこんな感じでした。
8月は、\ 7,795
7月は、\12,380
6月は、\ 4,095


★自分のビジネス
こないだ、電子工作で作った発明を特許出願してきました。
将来リターンが得られる可能性があるので、この試作に費やした経費も投資ってことになります。
他には、私が管理しているWebページwastebirdへの投資
電子工作の小物を売っているWebサイトへの投資
情報商材への投資(おすすめですよ)

具体的には電子部品とかプリンタとか、いろいろなものを買うということです。
これは、心の満足のための浪費とか散財じゃなくて、将来の利益のための投資です。

違いは・・・わかりますよね。


★健康
健康はお金で買えます。
おいしいものを食べたり、栄養のあるものを食べたりできるからです。
同じように、心安らぐ香りも、安眠も、マッサージも買うことができますよね。
私はスポーツが好きなので、週2日は体を動かすようにしています。
そしてさらに栄養補助食品(サプリメント)にも投資していますよ。
私が愛用しているサプリメントは、
セサミン
・ビタミンC
・亜鉛
どれも大切な栄養です。


★他人のビジネス
株式を購入して他人のビジネスの一部を所有しています。
すると私が働かなくても、他人が儲けたお金の一部を受けとることができます。
また、株券の値段も市場の中で上下します。
これが資本主義の仕組みなので、私も利用するまでのことです。

投資というと自分への投資はまったくしないで「どこの銘柄を買おうか」ばかり考える人がいます。
私は「まずあなた自身にたっぷり投資してあげてください」と言いたいです。
自己投資はリターン確実リスク0なんですから。

ですから、私は自分のビジネスと、人のビジネスを明確に区別しています。


★車のローン
給料は車のローン支払いにも当てています。
それでも、最近は”他人のビジネス”が返済を肩代わりしてくれています。

100万円の自動車ローンと100万円の現金があったとします。
あなたは、「すぐに全額返済しなさい」と言うかもしれません。

でも、すぐに返済したら、あとには1円も残りません。

しかし毎月の返済額以上に100万円を運用できれば、
借金を返済したあとでかなりの額が手元に残ることになります。

わかります・・・工場で働く従業員は、この辺のお金の話が嫌いだということを。
そんなあなたのために私が仕事とお金についてわかりやすい解説本を書きましたので、一読していただければと思います。
お金と仕事のルール読本


百人いれば百通りの給料の使い道があります。
あなたはどんなことに給料を使っていますか?
もしよかったら、あなたの使い道を聞かせてください。



掃除当番ですよ

工場の製造現場に蔓延する助け合い主義や共産主義は、得てして当番制を作り出します。

更衣室の掃除当番、治具洗浄当番、ケース洗浄当番、作業服洗濯当番・・・

あなたの工場にもこんな当番がありませんか?


工場には大きく分けて二つの意識が存在します。

・創業当時の手作り意識がいつまでも残っている工場
・手作り意識を捨てて効率的な生産プロセスを構築している工場

助け合い主義は前者の意識が残っている”古き良き”工場ほど強くなります。
そんな工場では、掃除当番の中にパートと管理者が同じように並んでいたりします。

非効率だ・・・

そう思ったあなたは、ひとつ提案してみてください。
「管理者にまで掃除やらせるのはおかしいです」
「掃除はパートの人にずっとやらせたら良いと思います」

あぁっ! 先輩に殴られませんでしたか?

きっとこんな答えが返ってきたはずです。
「みんなで使ってるんだから、みんなでやるのが当たり前だ!!!」
当たり前だ・・・当たり前だ・・・

創業当時から働いている社員の多い職場で、”古き良き”助け合いのスタイルを生産効率第一のスタイルに変えることは至難の業です。

改革には多大な努力を要するにもかかわらず、その改革によってもたらされる利益はほとんど経営サイドへ流れていくだけで、従業員のあなたや私は享受することはできません。

従業員個人の視点で見た場合、
人の意識で固められた既存のシステムを改革することは、新たなシステムを作ることの10倍大変な作業です。
10倍大変なのに、個人が受取る利益は新たなシステムを作った場合の100分の1にも満たないでしょう。
だから私は職場の助け合い意識を根本から改革するつもりはありません。


さて、掃除当番の話に戻しますが、ここでもものごとの本質が見えている人と見えていない人がいます。

仕事で手が離せなくて、掃除を忘れていたりすると、気の良いおばちゃん社員が代わりにやってくれたりするのです。
(ありがとうございます・・・)

しかし、助け合い主義のはびこる職場では、これだけでは済まされません。

「○○さんがやってくれてるから、お前も手伝えよ」
「○○さんばっかりにやらせるなよ」
といった言葉も聞かれます。


★治具洗浄当番の本質的な目的はなんでしょう?

「当番の人に洗浄をさせること」と答えた人は、ものごとの本質を見誤っています。

「治具がキレイになること」が目的ですよね。


助け合い主義も度が過ぎると、周りの人の行動ばかりが気になってしまいます。
次の例で言うと、とにかくAさんの行動に一喜一憂してしまう状態です。
1)Aさんが掃除をサボった。
2)Bさんが代わりに掃除をやった。
3)部屋がきれいになった。

私は、部屋がきれいになったならそれでいいと思います。
Aさんをズルイと思ったり、呼び出して説教するなんて、ものごとの本質から外れたムダなことに感じてしまいます。

でも、ほとんどの会社というシステムにおいては、私の考えは異端でしかありません。
多くの現場ではとにかくAさんをどうするかってことに注意がいきます。
もう部屋がきれいになろうが知ったこっちゃないというくらいに(笑)

従業員にとって一番怖い拘束は、会社との雇用契約ではなくて、従業員同士の助け合い主義による拘束です。

あなたの職場はどうですか?
当番サボった人が気になってしまいますか?

工場に集まるのは・・・
工場にはいろ〜んなタイプの人間が集まります。

よく観察すると、これから伸びていく人と、現状を維持していくだろう人がなんとなく見えてきます。

例えば休み時間。
始終おしゃべりに興じる人、ソリテアやマインドシーカで時間をつぶす人、寝る人、ぼーっとしている人、休まずに仕事を続ける人、タバコでストレス発散する人・・・

仕事中の休み時間だから、やる気を発揮しないだけかもしれませんが、これからどんどん伸びて行くというオーラを感じさせません。

私の部署で働いている派遣社員のSさんは、休み時間になると誰とおしゃべりするわけでもなく、自分の将来のための勉強をはじめます。

これから伸びていくだろうオーラがものすごいです。

そして、注目すべきは、そういった行動をとる人の少なさです。
私の部署では40人近くの人が働いていますが、
休み時間を自分の将来に投資しているのは私とSさんくらいです。

多くの社員も「時間をつぶす」以外に、ある目的のために時間を使うこともありますが、その目的は「現状維持」「将来の安全」です。
人間には、今いる集団で人間関係を維持していたい。村八分にされたくないという欲求があります。
しかし、その欲求を満たすために自分への投資を止めておしゃべりに興じるというのは、成長思考ある人には受け入れにくい選択です。


さて、核心です。

ズバリ、工場で働いている労働者というのは、本田宗一郎や松下幸之助のような成長の哲学がないから労働者をやっている場合が多いのです。

ですから、成長思考や将来への大きな目標があるのならば、あなたを取り巻く労働者哲学に振り回されてはいけません。
また労働者哲学を持った人と何かやろうとしても、なかなかあなたの進もうとする方向への相乗効果は期待できません。
 私もいろいろトライしましたが、はっきりいってダメでした。
 逆に迷惑がられることもありました。

相乗効果の得られない土俵で1人でがんばること程非効率なことはありません。

Sさんには、生活のために不自由に働くのではなく、ぜひとも自分の力を100%発揮できる舞台で朝から晩まで活躍していただきたいものです。
だって、その方が今の何万倍も世の中のためになります。

もう気付いたと思いますが、工場という土俵は、労働者たちが彼らの労働者哲学を相乗効果によって高めていく場でもあります。

冒頭で、工場にはいろ〜んなタイプの人が集まると書きましたがウソです。
工場に集まるのは、低賃金で雇われることを受け入れた労働者だけです。

先ほどの、成長思考のある人にとって受け入れがたい選択
「自分への投資を止めて、自分にプラスにならないおしゃべりに興じる」
ですが、自分へ投資しながら、人間関係作りもできて、成長への相乗効果も得られるとってもステキな方法があります。

それは、、、「お金と仕事のルール読本」にもくわしく書きましたが、簡単に言えば、会社の外に出てあなたと目的を同じにする人達と付き合って一緒に行動することです。

そこでは、同じおしゃべりが人間関係作りと同時に自分への投資になります。
おしゃべりをすればするほど相乗効果でお互いが成長します。

 これこそステキな状態ですね。

では、どうしてほとんどの労働者はこういった行動をとらないのでしょうか?
これについても語りたいテーマなのですが、小冊子のほうでおもいっきり語ってしまったので、そちらを読んでもらえればと思います。

あなたはこれからもどんどん成長し続けますか?
それとも、現状維持ですか?


社員の力を最大限に引き出す方法

始めに断っておくと、
あなたは「そんなこと出来るわけがない!」と言うはずです。

ここでは、私(鈴木ミャオ)の能力を最大限に引き出すために、会社が何をすれば良いか述べてみましょう。
でも、まずは、私の能力を十分に発揮させない従来のやり方から書いてみます。

★社員の能力を発揮させない方法
1)月曜日から金曜日の朝9時から夕方5時まで働かせる。
2)成果ではなく、机に座っているかどうかを管理する。

多くの従業員がこの条件で働いているんだから、この条件で能力を発揮しないのは能力のない証拠だ!と多くの人は言います。
しかし、眠い目をこすって、ふらふらになりながら会社に来て、仕事したくない〜と思いながらぼーっと1時間過ごす従業員に給料を払って、何か良いことがあるでしょうか?

多くの会社では、社員の能力を発揮させない方法になっていることも事実です。
”従業員は時間で管理してやらないときっちり動かない”という前提になっているのです。

★社員の能力を十分に発揮させる方法
1)いつどこでどれだけ働くか、社員に決めさせる。

これなら、少なくとも私は今の3倍は能力を発揮できます。
水曜日の午後はデートしたり、本を読んだりして過ごします。
月曜日は午後〜夜まで働こうかな・・・
金曜日は、プールで一泳ぎしてから仕事をしよう

自分で、「仕事をしよう」と思って会社に行くのですから、それははかどります。

会社としても、従業員が時間通りに働いているか管理しなくてよくなります。

会社がこのシステムを採用できるかどうかは、従業員を一人前の大人として信頼できるかどうかにかかってきます。

私は「製品の納期が遅れてお客さんが困ってしまうな」と思いながら、のんびり温泉になんて行ったりはしません。
「同僚がいつ会社に来るかわからず連絡が取れなくて仕事ができません」なんて子供の言い訳はしません。

もうひとつ、このシステムが活きる条件は、
社員にとっての利益が、会社にとっての利益であることです。
現状のシステムの多くは、会社と社員の間で利益相反の関係が生じています。
仕事が忙しくて儲かるのは会社、その一方で従業員は自由な時間がなくなります。


・・・「そんなことできるわけがない!」 でしょう?(笑)

私はできると思いますし、そういうシステムで働きたいです。
将来はこのシステムで社員の能力を十分発揮してもらう会社を作りたいと考えています。

このシステムで、2億ドルの売上げを上げている会社があります。
奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ

この会社ではなんと工場の生産ラインでさえ、社員を時間管理しません。
勤務時間は社員自身に決めさせているのです。
(どうやって実現したかは本を読んでください)

キーワードは2つです。
・社員を一人前の大人として信頼すること。
・社員にとっての利益が、会社の利益であること。

現状のシステムでは、会社は決して口に出して言いませんが
・社員を信頼していません。 だから、勤務時間を管理して拘束します。
・従業員の利益と、会社の利益は、一致していません。


想像してみてください、
あなたがいつどこで働くか、あなた自身で決められるのです。

今の何倍の能力を発揮できるでしょう?




工場・・・そこは社会構造が凝縮された最高に面白い世界です。
そんな世界の裏話が読めるコラムはココだけ(?)
また、読みに来てくださいね。


お知らせ
当HPの管理者鈴木ミャオが、現場で苦しみ続ける労働者の方のために本を書きました。

「お父さんも先生も会社の上司も教えてくれないこと」


好評配布中


Click Here!
Copyright © 2004 Miao Suzuki and wastebird All Rights Reserved.